2012年7月17日火曜日

蚕づくしの公園班


 暑い!暑い!暑い!
と3度叫んでみました。結果は何も変わりません。
むしろ変なテンションで余計に暑くあったような気がします。

さて、本日はSKTボランティアの公園班の活動日でした。
今日の活動内容は

1.前回の確認
2.蚕が無事マユになりました報告
 蚕の繭についての詳細記事はまた別で作成するこにしましょう。
最終的に繭は161個できました。
1個につきだいたい1300~1500mとも言われているので、ざっと計算しても209,300m。
つまり、209kmですね。
だいたい津久井湖城山公園から「厚木」ICまで行き、そこから東名高速で「掛川」ICぐらいまでですね。
ん~わかりにくいようですが、すごい距離です。


3.久保田酒造について
 津久井の川和縞と久保田酒造はその出荷の部分でも深い関係があります。このあたりはまた別の機会でと考えています。そこで久保田酒造の150年の歴史をまとめた書籍を参考にすることにしました。







4.蚕ドキュメンタリー
津久井の養蚕についての映像をみました。
前回お話したとおり、
・相模原市立博物館制作「最後の養蚕 2010年秋」

・桜美林大学の実習で制作された「25g」監督・撮影 入江修平
をみました。
前者は仕事としての養蚕のやり方を丁寧に記録したドキュメンタリー。
後者は社会問題としての養蚕の助成金廃止についてのドキュメンタリー。
両方共異なる視点から養蚕のことを描いている作品です。

5.まとめ

と本日はこのような内容でおおくりました。
次回はより深く収穫感謝祭の展示についてお話を進めていくことでしょう。




2012年7月15日日曜日

蚕は繭へと姿を変えつつあるのである


さぁ、いよいよこの蚕レポートも終盤へと差し掛かりました。

続々と蚕が繭を作り始めています。
残念なことに枠の外で繭を作ったことは御愛嬌でしょう。

本来はおどろくほどきちんと枠の中に入ります。
もう完全に繭になってるものもありますね。
ちなみにこの枠は実際に養蚕をされていた方からお借りしています。
本当は空中にこの枠をいくつも重ねたものをぶら下げて回転させながら行うのですが、公園のパークセンターで行う分、規模縮小して蚕を育てています。









桑の葉を食べている蚕もあと少し!
もうすぐすべての蚕が繭へと変貌を遂げるでしょう!!


2012年7月11日水曜日

津久井城跡市民遺跡調査団活動第2回


本日は津久井城跡市民遺跡調査団の活動日でした。
前回お話したようにこの活動は相模原市教育委員会、相模原市立博物館とそして、我々(公財)神奈川県公園協会の連携事業でそれぞれの団体に所属しているボランティアさん達と一緒に調査を行うものです。
調査にあたっては今回や前回のような講義や研修、そして発掘調査から調査成果の展示まで様々な活動を1年に渡って行います。

第2回目となる今回は「城館出土の陶磁器とかわらけ」ということで私がお話させてもらいました。
城館跡から出土するものはもちろん器の類だけでなく、そのほかにも鉄製品や武器の類などなど様々なものが発見されます。
特に戦国時代の陶磁器とかわらけなどの器の類のものは大きく中国など海を超えて渡ってくる貿貿易陶磁器もの、愛知県の瀬戸・美濃や常滑などの国産のもの、そして地元や近隣で作った在地のものに大きく3つに分けることができます。

これまでの発掘調査で津久井城では青磁や白磁、染付などの貿易陶磁、瀬戸・美濃で作られた天目茶碗や擂鉢、常滑産の甕などに加え、在地のかわらけ、そして本城である小田原城からとされる京風かわらけなどが出土しています。

今回のお話ではそのあたりのどんな器があるのかということに加え、場所毎に異なる出土遺物の様相ということで、他の城館で出土しているものと津久井城で出ているもの違いやまとまって調査されている福井県の一乗谷の発掘調査事例を参考にしました。

例えば、津久井城では現在私がいるパークセンターや城主内藤氏が住んでいたとされる「御屋敷跡」曲輪や今後調査する予定の森のステージ付近など普段生活する場所である根小屋と戦時に立て篭もる山頂部の山城部分とどんなふうに様子が違うのか。
今後調査をしていく上でどういうことを考えながら進めていくとより面白くなるのかなどをお話しました。

まだまだ調査は始まったばかり!
合わせて勉強すること盛り沢山です!!

次回は建物跡についての講習です。
これは前回の発掘調査で柱穴が確認されました。
それを受けて、戦国時代にどんな建物跡があったのか。発掘調査ではどのように発見されるものなのかなどを学ぶ予定です。


2012年7月7日土曜日

雨天時の心根と津久井逸店昼市


今年も6月から始まった「津久井逸店昼市」。
津久井逸店昼市」は津久井商工会議所との共催イベントになります。
今回もSKTボランティアの方に公園ブースの受付をお手伝いいただき、無事開催することができました。

今日は朝一からあいにくの雨。
出勤途中から「今日は開催されるのか??」や開催予定の「ステージイベントは??」などと心配しながら会場である花の苑地に向かいました。


が、もう既に準備は始まっている模様。
開催する気まんまんです。


その後、出演予定のジョイソーラン「津久井湖蝶」さんにお電話。
すると、「主催者さんのほうが中止と言わなければ、(雨天でも)やらせていただきます」と頼もしいお言葉。
「雨が降った場合は化粧が落ちることだけが心配だ」とお話されていたことはナイショ☆

今日も、無事開催することができそうです。
途中あいにく雨がやや強くなった時がありましたが、終盤には雨を止ますことができました。

毎度、観覧者も巻き込み、盛大な踊りを披露してくださる津久井湖蝶のみなさんです。





今回はあいにくの天候だったこともあり、出店数は少なかったものの、それでも逸品が集まる逸店市です。
美味しそうなお店から、こだわりの品まで様々なお店がでています。
以前、私がやってもらったマッサージのお店も参加されていました。







毎回、出店しているお店で商品を購入すると、引換券をお渡ししています。
引換券は2枚で公園ブースにて月毎に異なる商品と交換させていただいています。
今回は組紐とセンニチコウの花苗のどちらかを選んで頂きました。








組紐は地元津久井の田倉製紐さんのもの。
工場内でたくさんの製紐機が自動で回転する様は圧巻のところのもの。
とにかくカラフル。色の組み合わせもとても綺麗なもののでした。











さて、来月も月初めの第1週目の土曜日が開催日。
次回はどんな商品と引換えられるのでしょうか。今から楽しみですね。

最後に、毎回受け付けを手伝っていただいているSKTボランティアの方、重ね重ねありがとうございました!!

P.Sその1
今日は七夕。逸店昼市に七夕の要素はありませんでしたが、パークセンター前ではお願いごとを吊るした笹で情緒気分満載。あいにくのお天気でしたがお空の上では無事二人は会うことができたでしょうか。ロマンチックな夜希望。

P.Sその2
津久井逸店昼市では一緒にステージイベントを盛り上げてくれるメンバーを募集中です。
8月から12月まで第一土曜日に開催予定です。
他薦・自薦は問いません。一緒にハレの日である市を楽しんでくれる方、ぜひぜひ御連絡くださいませ。

「甲斐◇風林火山」 2012/06/10 YOSAKOIソーラン(ファイナル)


2012年7月3日火曜日

育つ育つ蚕は育つ


虫嫌いのかた、ごめんなさい。
閲覧注意の表記をすべきかもしれません。

先日お話した蚕。
はじめは1mmにも満たなかったこの幼虫は7月2日現在。

なんと2.5cmまで成長!!

ぐんぐんと育っております。

おそらく7月中旬ころには繭をはるとのこと。

皆様パークセンターで絶賛展示中ですので、
ご興味ある方、はたまた怖いものみたさで是非是非御覧くださいませ!!

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