2012年6月13日水曜日

津久井城跡市民遺跡調査団活動第1回



本日は今年度第1回目の津久井城跡市民調査団の活動日でした。
この活動は相模原市教育委員会、相模原市博物館と(公財)神奈川県公園協会の連携事業でそれぞれのチームで活動しているボランティアさんが集結し調査を行うものです。
第1回目の今日は今年度の津久井城址市民調査団の活動内容ともう一つ。
市立博物館から地質学の先生に来て頂きました。


内容は城山の地質・地形についてと津久井地域の地質についてお話いただき、その後は城山の山頂へ観察しながらの登山。

当初は発掘調査に必要な知識として城山の地質を学ぶというのが趣旨だったのですが、もちろんその中で収まらず、「多摩方面の地質と城山の地質は云々」、「山頂の油石は云々」などなどとてもおもしろい講義を聞くことができました。

さらに、城山の山頂から相模野台地方面を望むと、時期によって相模川が蛇行した様子や流れが変わっていった様子などがとても良く分からいます。
それはそれぞれが段丘崖を形成し、またそのあたりは開発しにくい場所などで緑で覆われた帯になっています。

というようなことも教えていただきました。
まだまだ興味深いことは尽きません。
次回は津久井城で出土した器についての講義です。

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